関西電力で1か月滞納

十代の頃の話です。 当時は実家暮らしで、恥ずかしい話ですが家庭のことはすべて母親に任せきりでした。 ある日突然、家の中の電気が一切通じなくなり、実家の経済状況が傾いていることを知りました。 母親が私に黙って借金をしていたんです。 黙っていたのは、子を心配させまいとする、母親なりの親心だったのだと思います。 電気が止まると、現代人がいかに電気に頼って生活しているかが実感できます。 夏の暑い時期でしたが、当然冷房も冷蔵庫も使えません。 冷凍庫に保存したものはあっという間にダメになってしまいました。 暑さを避けるために、日中はなるべく冷房の効いた商業施設で過ごすようにし、食料品はクーラーボックスに入れて保存しました。 自宅だというのに、夜は電池式の懐中電灯がないと、おちおち歩き回ることもできません。 電気の無い生活は、まるでサバイバルなんです。 さらにTVやPCも使えませんから、情報からの断絶が起こります。 無人島ならいざ知らず、他人との関わりが重要な社会生活において“知る術がないこと”は致命的です。 なんとか滞納を解消し、部屋に明かりが灯った時には、心から電気が使えることのありがたみを感じました。

電気止められた